2007年02月18日

映画「エクステ」感想

この映画は「ホラー映画」ではない。

見終わった後の第一印象です。
ではどんな映画なのか?

この映画は「栗山千明映画」である!

全編大杉漣の怪演をエッセンスとして振り掛け、ホラーっぽいテイストにはしてあります。
しかし、根底にあるのは優子役栗山千明さんのまみ役佐藤未来ちゃんへの母性愛の誕生の物語なんじゃないかな?<勿論他の意見も歓迎します

なぜなら彼女達のベッドでの絡みの演技(<これって問題発言?(笑))が観ていて一番ホッとしたモノですから。
それにしても栗山さん。
女優としての演技が上手くなりましたね。
今までは目で語ることは素晴らしくとも体がついていかないもどかしい感じがしていたんですが、この映画での栗山さんは、それがシネトレで語ったように

「監督が私自身のしぐさを<優子>のものとして取り入れてくれたので、そこはすごく助かりました。」
だったとしても、今までの栗山千明>役ではなく、栗山千明=優子として自然に馴染んだ等身大の女性を好演しています。

冒頭の自転車で一人語る優子のシーン。
やったか!?園子温!!って感じでしたが、なかなか強引な納め方をしてくれます(笑)

他の出演者では髪の毛クンが影の主役(笑)
ちょっとイタイシーンもありますが、全編ワサワサと主役を押しつぶしつつ成長する様は圧巻。

山崎ぐんじ役大杉漣御大はまさにやばすぎ(笑)
楽しんで演じている様子がありあり…この映画が破綻せず栗山映画になった立役者でしょうね。
これがいつもの大杉漣さんでしたら…不気味すぎて私耐えられません。。

佐藤未来ちゃんぐっじょぶ\(^O^)/
優子の姪まみ役を演じ切ってました。
考えてみると、まみに憑依した髪とまみが切った髪だけが、切ると血が出ていたのもどこか彼女の境遇と微妙にシンクロしていたんではないでしょうか?

BOBAこと田中要次さんは「キルビルvol1」以来の共演か?>クレージー88だったんよ。覆面して…
港の警備員。
導入部で結構笑わせてくれました。

つぐみはまみの母で優子の姉清美役。
怖かった。
二人のやり取りから優子にも過去があり、色々なことがあったことが判るんですが、ちょっと今回は説明不足…でもあのくらいにしておかないとって感じもしました。
後のシーンが生きてこないモンね。

佐藤めぐみさんもイイ味出してたし。

全編コレ栗山千明という女優が生きてる映画です。
栗山千明がお嫌いな方はご遠慮下さい。

もう一つ特筆すべきはあれだけイタイシーンがてんこ盛りなのにR指定が掛かっていないということ。
これは商売上ターゲットを制約したくないということもあると思いますが、良いことだと思います。
誰だって栗山映画が観れる。

TB
ささいな恐怖のささいな裏側:栗山千明fanなら観なきゃ!説得力ないですよ。
BoBA〔田中要次〕Official BLoG「BoBA BLoG」:なんと田中要次さんblogでエクステ初日の話題。安心召され!きっちり映っておりましたです!
つおくて美人の姐ちゃん活劇同好会:確かに表面上はつおくなかったかも知れませんが…それは表面上だけでなかったか?脚本家は監督やし…監督「栗山千明でこういうの撮りたかった」ってこと言ってたし…想像だけどホラーばりばりだったらきっと彼女出演断ったはず。

 
さて、二回目はいつ行こうか?
 
posted by たっくん at 21:06| Comment(4) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラックバックありがとうございました。
そうかー。
栗山千明を見る映画ですかー。
だったら見ないといけませんね。
Posted by GIMA at 2007年02月18日 22:08
そうです!栗山千明サミットでも歴代出演映画ベストワンか?!ってくらい評価が高いです。
ご覧になってのご感想お待ちしています。
Posted by たっくん at 2007年02月18日 22:32
昨日観て来ました。

まず、「ホラー映画ではない」ということは大いに同感です。
(PGもRも指定なしですが12、13歳でも観て大丈夫なのでは?←個人的意見)

暴走する髪の毛よりも、優子とまみちゃん、加えて母清美とのやり取りの方が
印象に残り重要に描かれているように思えました。

もちろん栗山千明ちゃんの魅力を堪能する映画ではありますが、単にそれだけではなく
安易な妊娠出産、児童虐待、臓器売買といった重い社会テーマを取り込んでいて、
幼い子供や命の大切さ尊さを訴えかける、今までにないシリアスでヒューマンドラマなホラーではないでしょうか。
エクステは中国から多く輸入されるようですが、中国では人身売買が盛んで多くの
子供たちが犠牲になっているようですよね(_ _) 遺体で見つかった少女の映像は、
怖いというより哀れで悲しく見えて仕方ありませんでした。  

これらの重要なテーマを、映画で髪の毛たちが「斬り」、「お仕置き」してくれたようで^^

ただ、観終わった女子高生たちが言っていたのは「何であの友達がああなるのか」
ということ。確かに佐藤めぐみちゃんはエクステも付けていないし天罰が下ることはしていない。
それだけちょっとかわいそうかも…







Posted by さっちゃん at 2007年02月23日 12:32
>さっちゃんさん

コメントありがとうございます。

>暴走する髪の毛よりも、優子とまみちゃん、加えて母清美とのやり取りの方が印象に残り重要に描かれているように思えました。

なんか私ここら辺の部分が痛くてですねぇ。
私も人の親なんですが我が子のこと振り返るとまみちゃんそっくりの反応返すことがあって…観ながら「おいおい、オレはそんな親ぢぁない!」と銀幕に向かってつぶやいたりとか…
優子が責められて「だって…あの時は…」って口走るところあるでしょ?
そこから別の話がばぁぁって走って行こうとして…よくあそこ踏みとどまったな。。って
アレやり出したらきっとこの映画駄作のレッテル貼られていたかも…
話をこれだけ!って感じで取捨選択してバンッと大事なところだけに絞ったところが、この作品の偉いところ、園子温監督の腕の良かったところなんじゃないかな?って思います。
話の流れで佐藤めぐみちゃん殺されちゃった(?)んですけど、あれもよく考えると免罪というか…クリスマスソングが掛かって十字架に掛けられた佐藤めぐみちゃんがいて…ってなんか暗示的なものなのかな?っという考えも浮かぶんですね。
そう考えると複数回観ないと見えてこないかもですね。>園子温監督の意図
Posted by たっくん at 2007年02月24日 16:20
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